✳肩書は撮影当時のものです
防衛医科大学校での初めての寮生活から、私のキャリアがスタートしました。規律、組織、社会、あるいは集団における個や個性を考える貴重な機会を得るとともに、医学を勉強し、自衛隊の訓練を経験。指揮官としての経験はアイデンティティや考え方を深めることとなりました。
これまで臨床のみならず、行政や教育に携わる勤務も経験。予防医学や将来の医官育成を通じて、間接的により多くの方の健康に寄与できる、どれも大変やりがいのある仕事でした。また、集団生活により養われる規律や協調性は、社会人としての基礎になりました。
私は、ソマリア沖海賊の対策部隊派遣時、航空基地の医務官としての勤務を命ぜられました。まさに国際情勢に関わる仕事で、大変貴重な経験となりました。このような仕事や経験は、やはり防衛医科大学校に入らないとできないことだと感じております。
私が働く手術室では、様々な診療科の手術に携わりながら患者さんの生命を支えることができ、日々進歩していく医療技術を身に付けることができます。学業や訓練に励む中で得た知識や思考過程、校外活動などで培われた人間性が今の私の基盤となっています。
急性期病院の看護師として患者の急変前兆に気づき対応ができるよう、また自衛隊の保健師として隊員の健康管理や災害時の被災者に対する適切な保健支援ができるよう、日々知識を深め、技術を磨きな がら勤務をしています。学生生活で培った仲間との絆はかけがえのない宝物であり、原動力となっています。
自衛隊員の看護を主な仕事として、南スーダン共和国に行きました。空港検疫などの仕事もありながら、現地の孤児院に訪問する機会をいただきました。言葉は通じなくても、国を超えて仕事ができる、人との触れ合いができる看護官という仕事にやりがいを感じています。
自衛隊中央病院に配属され、新型コロナウィルス感染症患者の看護や大規模接種センターでの勤務を経験しました。現在は外科病棟に所属し、日々看護に関する知識と技術の向上に努めています。防衛医科大学校では看護官になるための知識、技術、心構えを学びました