館長挨拶
ご挨拶
2023年(令和5年)4月より図書館長を拝命しました石原美弥です。防衛医科大学校図書館は、1976年(昭和51年)10月から日本医学図書館協会に加盟し、本校の教育・研究・診療の支援を目的として、学術情報の収集、維持管理を行なっております。利用者に学術情報を提供するだけでなく、学修スペースや閲覧用の情報端末を保持し、積極的に学修支援に努めております。開館時間は、月曜日から土曜日は8:00-23:00、日曜・祝祭日は8:00-17:00としております。殆どの学生は本校の敷地内に居住していますので、利用可能な時間を長くし、自由に利用できる体制にしております。また、本校の特徴を生かして、防衛医学コーナーを特設しており、見学者にも好評を博しております。
防衛医科大学校図書館は、これまでデジタル化を推進してまいりました。早期に所蔵検索や文献情報検索をオンラインで出来るようにし、電子ジャーナルや電子ブックなどの電子コンテンツの積極導入、さらには全館Wi-Fi化など、本校で最もデジタル化が進んでいる実績があります。学生が修得すべき医学・看護学知識は、増大の一途を辿っておりますので、2024年(令和6年)に開始されるアクティブラーニングシステムを端緒として、本校のデジタル化を推進し、在学生はもちろんのこと、卒業生等にも広く学修支援を強化したい所存です。
大学図書館は、変革の時と言われています。学術情報のデジタル化を第一の変革とするならば、第二の変革は研究データのマネージメントであり、オープンサイエンス時代を切り開く図書館の存在が求められています。研究データの共有に向けて、本校の基盤組織として一元的に管理し、その質を確保しつつ、持続的に整備するという取り組みに挑戦したいと考えております。さらに本校の学術成果を世界に発信することで、教育研究の進展や、知が創出される良い循環が生み出されるような役割を果たせる図書館として進化するよう努めます。
本校の持続的発展を支える図書館として、また、本校の利用者に広く利用される図書館として、館員一同で職務に励んでまいりますので、どうぞ宜しくお願い致します。
防衛医科大学校図書館長 石原美弥