検査部は国際規格の認証を受けました!
2022年5月9日
防衛医科大学校病院検査部は、このたび、令和4年3月18日付で、臨床検査室の国際規格であるISO15189を取得しました。認定番号は「RML02810」です。
このISO15189とは、臨床検査という業務を「製品」にみたて、その品質と能力を客観的に評価し、それらの高さを保証する国際的認証制度です。要求されるのは、編成と個々の役割の明瞭化、文書管理、内部監査、検査不適合に関するマネジメント等の「管理」の面と、「技術」面からは、検査部所属の医師・検査技師等の技量評価と継続的教育、検査施設の環境整備、機材・試薬の適正使用、検査の流れの適正管理等の「技術」の面の、大きな二つです。日本適合性認定協会(JAB)により、厳しく査定されます。
当検査部は、約1年半をかけて、これまでの業務を大幅に見直し、全ての検査項目について、いつでも誰でも適正な検査が行える手順書を作成し、適時適切な検査部運営、精度管理・安全管理体制の再構築に努力するとともに、臨床医や看護部、病院事務部等の協力のもと、検体採取から結果報告までのプロセス全てについて、適正な検査となるように妥当性・正確性等の向上に努めて参りました。昨年(2021年)9月にJABの一次審査、12月にJABの二次審査(本審査)を受審して合格したもので、当病院における臨床検査・病理検査が、国際的に認められる「質」と「能力」を有していることを保証して頂いたことになります。今後も、防衛医大病院の診療を支える検査部門として、安心・安全、適正かつ高品質の臨床検査・病理検査となるよう、努力を重ねて参りたいと思います。