総合臨床部
診療スタッフ
-
部長/教授廣岡 伸隆
- 専門分野 総合診療
-
資格等
- 総合診療特任指導医、認定内科医/専門医/指導医
- 日本病院総合診療医学会認定医/指導医
- 日本プライマリケア連合学会認定医/指導医、日本老年医学会専門医/指導医
- 日本医師会認定産業医
-
副部長/准教授大渕 康弘
- 専門分野 総合診療・消化器一般・外科(鼡径/腹壁瘢痕ヘルニア・虫垂炎など)
-
資格等
- 総合診療特任指導医、認定内科医、日本病院総合診療医学会認定医
- 外科専門医/指導医、消化器外科専門医/指導医、消化器病専門医
- 消化器内視鏡専門医、超音波専門医/指導医
-
副部長/准教授大野 洋介
- 専門分野 総合診療・内科(内分泌・糖尿病)・臨床疫学
-
資格等
- 総合診療特任指導医、認定内科医、総合内科専門医
- 内分泌代謝科専門医/指導医/評議員、糖尿病専門医/指導医
- 甲状腺専門医、難病指定医
-
講師橋本 賢一
- 専門分野 総合診療・循環器内科・集中治療
-
資格等
- 総合診療特任指導医、内科認定医、総合内科専門医/指導医、日本循環器専門医
- 日本集中治療専門医、日本抗加齢医学専門医、日本医師会認定産業医
- 日本心臓病学会上級臨床医
-
助教関澤 明德
- 専門分野総合診療・消化器内科
-
資格等
- 認定内科医
-
名誉教授田中 祐司
- 専門分野 総合診療(内分泌・糖尿病)
-
資格等
- 総合診療特任指導医・認定内科医・総合内科専門医・糖尿病専門医
- 内分泌代謝科専門医/指導医/評議員・甲状腺専門医/評議員
診療日
診療内容
「困った症状や健康問題は解決されていますか?」
総合臨床部では、患者様の抱える症状や健康上の悩みなど幅広く対応しており、症状や臓器・疾患にとらわれず、診察する科です。
- どの科を受診すればよいのかわからない
- 初期の診療から専門医へつなげてほしい
- 病気というより複数の症状があって一度まとめて診てもらいたい
このような場合に、かかりつけ医からご紹介を受けて診察させていただきます。
また、鼠径ヘルニア・虫垂炎などの手術も当科にて診療を行っています。
総合臨床部のかかり方
当院は、高度先進医療を担う病院ですので、一度かかりつけ医、近隣の診療所や地域の病院で診療を受け、その上で上記のような場合に紹介を受けさせていただくのがスムーズです。地域の医療機関でも多くのことは解決できるからです。
特色
総合臨床部には、特徴的な診察アプローチと3つの特色があります。
特徴的な診察アプローチ
高齢化が進む中で複数の病気を抱えておられる方も多いと思いますし、それらの病気に加えて新しい症状などで気が滅入ることもあると思います。疾病だけでなく、症状や心理社会的なものも含めて患者様ご本人を全体として診察いたします。これが総合臨床部で得意としている診療のアプローチです。
3つの特色
総合臨床部の診療では、1.包括的な診療、2.医療の継続、3.地域での連携と調整などの特色を持っています。
- 括的な診療
- 医療の継続
- 地域での調整と連携
かかりつけ医からの紹介を受けて、幅広い症状に対応したり、対応した症状から病気を診断したり、年齢、性別、臓器に限定しない診療を行いますので、相談してください。症状だけでなく患者様を全体として診てゆきます。
患者様にふさわしい適切な医療内容が決まった時、当科での治療が適切と判断した場合には当科において継続して診療を行い、かかりつけ医や他の専門医の先生と連携し診療するのが適切な場合は治療を引き継ぎ、途切れなく診療や治療が行えるよう配慮します。継続的で、幅の広い診療という意味では、一人の人生を俯瞰して、それぞれのステージに合った医療の提供にも努めています。例えば、それぞれのステージで実施しておくと良い予防的な介入なども健康上の投資にもなると考えて気を配ります。人生の最終段階近くでは、より望む終末を送れるように気を配ります。
幅広い症状や健康問題を扱うため、調整役を担うことも多く窓口や振り分け機能も果たします。そのために我々は、多くの症状・疾患の診断、治療の経験を積んでいます。患者様が居住する地域の医療機関や健康関連施設、行政、保健や介護福祉の活用も重要です。地域の中で患者や生活者を抱えるという視点に立って、我々のできることを果たす地域志向にも心を配ります。
このような特色を持つ総合臨床部は、医療のジェネラリスト専門医が集まる部門として患者様や医療機関に役立てるよう、その機能を果たしてゆきます。
その他
防衛医科大学校の設立目的の1つが、優れた総合臨床医の育成にあります。2018年より、国としても新専門医制度の中で総合診療が専門領域として認められ幅広く、病気や健康問題に対応し、全人的な診療のできる医療のジェネラリスト育成の道筋が立ちました。医療が細分化されるなかでジェネラリストと臓器専門医が協力して医療を提供する体制が整い始めています。また、医療のジェネラリストは地域におけるプライマリケアの提供には大きな役割を担っています。防衛省自衛隊においてもこのような幅広く健康問題や疾病の解決を得意として、平時だけでなく災害等の際も、その役割を担う総合臨床医の育成が求められております。
防衛医科大学校病院総合臨床部では、このような地域と防衛省自衛隊での医療ニーズにお応えするために、ジェネラリストとしての医療を提供しながら、他の専門医や職種と連携し皆様の健康・福祉・保健に役立つよう総力を挙げて取り組んでおります。そして、さらにその質を向上できるよう皆で診療の実践に加え教育・研修を通じ成長してゆける部門として病院内外での役割を広げたいと考えております。
ご利用いただく患者様、隊員、職員の皆さまに置かれましては、安心して健康問題のご相談をいただけると幸いです。また、近隣等より紹介をいただく医療機関の皆様にも我々の得意な診療アプローチを通じて丁寧に診療を行い、十分にお応えできるよう努めてまいります。