診療科・部門 Department

呼吸器外科

  • 橋本 博史
    診療科長 講師橋本 博史
    • 資格等
      • 日本外科学会指導医・外科専門医
      • 呼吸器外科専門医
      • 日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医・指導医
      • 癌治療認定医
      • 日本呼吸器外科学会評議員
      • 日本胸部外科学会評議員
      • 日本呼吸器内視鏡学会評議員
  • 常勤医師 講師亀田 光二
    • 資格等
      • 日本外科学会指導医・外科専門医
      • 呼吸器外科専門医
  • 尾関 雄一
    非常勤医師尾関 雄一
    • 資格等
      • 日本外科学会外科専門医・指導医
      • 日本胸部外科学会指導医
      • 日本呼吸器外科学会指導医
      • 呼吸器外科専門医
      • 日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医・指導医

全般

肺癌、転移性肺腫瘍、自然気胸などの肺疾患、縦隔腫瘍や胸壁腫瘍、膿胸など呼吸器外科領域全般の疾患を対象に治療を行うとともにインフォームドコンセントを重視し、患者さんの全人格を尊重して患者さんが納得できる治療を行うように心がけるとともに特に外科治療にこだわることなく、放射線治療や内科的治療を積極的に組み入れ、出来るだけ負担が少ない手段で適切に治療目標を達成できるように努めております。
防衛医大病院においても、低侵襲手術支援ロボット「da Vinci Xi」が導入され、当科では令和6年4月からロボット支援下肺葉切除術を開始しており、安全な導入に留意しながら、順次、縦隔腫瘍手術や肺区域切除術にも導入していきます。

疾患別診療内容

肺癌
定型的肺葉切除術を中心に、胸腔鏡を用いた縮小手術から拡大手術まで患者の病態に合わせた適切な治療法を選択するよう心がけております。

転移性肺腫瘍
胸腔鏡を用いた肺部分切除から定型的肺葉切除まで腫瘍の特性に応じた術式による治療を行っております。

縦隔腫瘍
良性腫瘍に対する胸腔鏡下手術から悪性腫瘍に対する拡大手術まで病態に応じた手術を施行しております。

その他の胸部疾患
肺良性腫瘍や胸壁腫瘍、自然気胸などに対しては安全でかつ低侵襲的な胸腔鏡下手術を積極的に導入し、術後の疼痛軽減や早期退院を可能にするとともに手掌多汗症やレイノー病に対する胸腔鏡下胸部交感神経節切除も行っております。

気道狭窄
悪性、良性気道狭窄に対するステント挿入やレーザー治療も行っており患者さんのQOL改善に良い成績をおさめております。

手術に際しては麻酔科と協力し、術後の痛みをできるだけ軽減するように心がけるとともに高齢者や肺機能が悪い方、あるいは手術を希望しない肺癌に対しては定位的放射線治療(ピンポイント照射)による治療を積極的に行っております。抗癌剤による治療が必要な患者さんには副作用が少ない外来治療により、通常の生活を送りながら治療を行い、出来るだけ苦痛が少ない手段で適切に治療目標を達成できるように努めております。

外来患者数 約2,000名/年
入院患者数 約200-300名/年
手術件数 約150-200名/年
病床数 8床

 

2019年~2023年手術件数および内訳
2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
手術件数 196 203 180 184 184
うち胸腔鏡手術(補助下を含む) 154
(78.6%)
167
(82.3%)
147
(81.7%)
160
(87.0%)
155
(84.2%)
疾患別内訳
原発性肺癌 92 94 86 80 88
転移性肺腫瘍 43 41 33 48 44
縦隔腫瘍 9 8 12 15 12
気胸 22 15 10 11 6
その他 30 45 39 30 34
手術術式
肺葉切除 57 74 57 42 43
区域切除 15 15 17 27 17
肺摘除 0 1 2 2 0
肺部分切除 94 83 68 80 77
その他 30 30 36 33 47

 

最近5年間の原発性肺癌の治療成績(5年生存率:肺癌以外の死亡も含む)は、Ⅰa期85.6%、Ⅰb期73.7%、Ⅱa期45.0%、Ⅱb期46.9%、Ⅲa期52.1%、Ⅲb+Ⅳ期75.0%です。

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防衛医科大学校